この動画では、SNSで発売前からバズっていたビオレの新しい洗顔料を、皮膚科医の友利新先生が技術面から解説していました。テーマは「角栓崩壊技術」という毛穴の黒ずみにアプローチする洗浄技術で、今回はそこに新しく「水性ミクロパウダー」が加わり、これまでトロメタミンの力だけでは届かなかった毛穴の奥の角栓まで取り除けるようになったとのこと。角栓がなぜ落としにくいのかという基本から、化学反応でどう崩壊するのか、パウダーがどう機能するのかまで丁寧に話してくれていて、自分も「なるほど、そういうことか」という気持ちで最後まで見られました。毛穴の黒ずみが気になっている人には、ちょっと参考になる動画だと思います。
動画の冒頭でちょっと意外だったのが、先生ご自身もこの洗顔を買えなかったという告白でした。
「絶対入手しようと思ったら買えないということで、数時間で完売になっちゃったんですよ。研究リリースがXでバズりまくっていて、元々あった角栓崩壊技術にパウダーが入って、より書き出しやすくなりましたみたいな感じです、ざっくり言うと。一部SNSでは角栓崩壊プラス、スクラブみたいなものが入ったんだみたいな話だったんですけど、実は全く違うんですよ」
皮膚科医でも手に入らなかったって、どれだけ人気なんだろうと思いました。スクラブが入ったっていう誤解、自分もちょっとそう思い込んでいた部分があったので、先生が「全然違う」と言ってくれてよかったです。
これは知らなかったな、と思ったのが、角栓の「正体」についての説明でした。
「バターみたいなベタベタした固体の油と、剥がれ落ちた角層だったりとか汚れみたいなタンパクが絡まり合って固まったものが角栓です。換気扇の汚れってあるじゃないですか。1年に1回、大掃除で汚れを落とすやつですよ。油とその汚れが付いてめちゃくちゃベタベタして落としにくいじゃないですか。あれと同じようなものだというイメージを持っていただければいいと思います」
換気扇のベタベタって言われた瞬間に、「あー、あれか!」ってリアルにイメージできました。液体の油はわりと落ちるけど、固まったものは界面活性剤が中に入っていけないから落ちにくいっていう話、なるほどだなあと思いました。
思わず聞き入ったのが、この技術がどうやって生まれたかというくだりです。
「2017年に花王さんが発見したトロメタミンというものを使った画期的な技術というのが角栓崩壊技術です。トロメタミン自体は元々pH調整剤として化粧品の中でも使われてきた成分なんですが、なぜかトロメタミン水溶液というものを角栓にかけたところ、固まった油が溶けていくという、内側から自分で崩れ落ちていくから「崩壊技術」という名前がついたんですよ」
もともとは別の目的で使われてた成分が、角栓にかけてみたら溶けた、って、なんかすごい発見の仕方だなあって思いました。スクラブみたいに物理的に削るんじゃなくて、内側から化学的に崩れるって、発想として面白いなあと感じました。
ここでハッとさせられたのが、パウダーが「削る」んじゃなくて「吸着する」という役割の話でした。
「トロメタミンの水溶液が固まった油とくっつくことによって、油が水に溶けるような成分──脂肪酸トロメタミン塩──に変化するんですね。界面活性剤みたいな性質を持っていて、ほぐれた角栓が勝手にパウダーにくっついてくるので、結果的にバラバラになって奥の方まで行くというところなんですよ。出口のドロドロした角栓がパウダーに吸着されて取り除かれると、毛穴の奥へ新しいトロメタミン水溶液が進む道ができるわけですね」
「パウダーが削るんじゃなくて、ほぐれた角栓がパウダーに勝手にくっついてくる」って聞いて、なんか面白いなあって思いました。道ができて、またトロメタミンが奥に進んで、また道ができる…っていうサイクルの説明、理屈として綺麗だなあって感じました。あと、水性(親水性)パウダーじゃないとパウダー同士がくっついて表面積が小さくなるから意味がない、っていう細かい話も、「へえ、そこまで考えてるんだ」と思いました。
自分も少し引っかかっていたのが、「角栓を溶かすくらいの成分って、肌にも悪くないの?」という点でした。
「高濃度で入れるとpHがアルカリに傾きすぎてやっぱり肌に負担ですけども、化粧品に入れていいパーセンテージが決まっているんですね。花王さんも研究していて、通常の洗浄剤に比べて角栓崩壊技術で使っているくらいの水溶液だったら、そこまで浸透しないというデータも出していたので、心配しなくてもいいかなとは思います」
SNSで「肌に良くないかも」みたいな声を見かけていたので、ちゃんとデータがあると聞いてちょっと安心しました。ただ、乾燥肌・敏感肌の人は使い方に気をつけた方がよいとのことで、自分の肌タイプを踏まえて考えた方がよさそうだなとは思いました。
最後に先生が話してくれた使い方の目安のところが、自分にはいちばん実用的で、ちょっとメモしておきたくなりました。
「ニキビが気になるとか皮脂が気になるとか黒ずみが気になるという人は毎日でもいいと思うんですが、そうじゃなければ週に1〜2回でもいいし、黒ずみが気になる鼻のまわりとか顎とか、部分的に使ってもいいかなと思います。毎日使いたいんだったら気になる部分使いというのが一番かなとは思います」
全顔で毎日使わなくても、鼻だけとか顎だけの部分使いでいい、っていうのは正直ちょっと気が楽になりました。自分は乾燥しやすい肌なので、まずTゾーンだけで試してみようかなあ、という気になりました。
カウンセリングで聞いておきたいこと
Takeaways
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