この動画では、高須クリニックの高須幹弥先生が、美容外科医に「まともじゃない人間」の比率が高い理由を、かなり率直に語ってくれています。先生の感覚では美容医療の医師の7〜8割はまともじゃないとのことで、「楽して稼ぎたい」という動機で集まりやすい業界の構造や、格安料金で誘って高額誘導するぼったくりクリニックの手口、SNS上での医師同士のけなし合い、そして整形ブームが日本に与える影響まで幅広く出てきます。正直、ここまで内輪の話をしてくれる動画はなかなかないなあと思いました。クリニックを探し始めた人には、怖い話ではあるんですが、知っておきたいことが多い内容だと思います。
最初に一番ハッとさせられたのが、この数字でした。
「美容医療のお医者さんってね、まあ7割とか8割ぐらいが、まあ本当に申し訳ないんだけど、ろでもないっていうかまともじゃないお医者さんなんですよね。僕の基準では、美容医療ってまあ8割近く、まあ人によっては9割とかいう人もいるんだけど、まともじゃない医者さんなんですよ」
えっ、そんなに多いの…?ってちょっとびっくりしました。もちろん残りの2割にはまともな先生がいる、という話なんですけど、この比率を聞いてから「じゃあどうやって見分けるの?」という気持ちがどんどん膨らんできて、最後まで聞き入ってしまいました。
思わず聞き入ったのが、他の科との比較のくだりです。
「美容医療はやっぱり楽して儲けたいって考えてる医者の比率が高いわけですよ。心臓外科に行く医者、救急の医者に行く医者っていうのは、忙しいって分かってるじゃないですか。小児科とか産婦人科ってもう過酷で、人命を救うためにその科に進むっていう崇高な気持ちがあるので、楽して稼ぎたいなんて考えの人はそういう科にはほぼいないですよね」
なるほど、科を選ぶ段階ですでに動機が違うんだ、って思いました。直美(= 研修を終えてすぐ美容クリニックへ就職する医師のこと)が増えているという話も出てきて、先生のキャリアをちゃんと調べることって大事なんだなあ、と改めて思いました。
自分にも関係あるかも、と感じたのが、広告の「格安料金」についての話でした。
「情報弱者の人に対して2万9000円でできますよって誘ってね、カウンセリングしてお金を釣り上げて騙すんです。あなたの場合はその方法じゃないので50万円とか100万円って言って、情報弱者の方を騙してぼったくるっていう悪徳大手チェーン店のクリニックっていうのが今日本にたくさんあるんですよ」
安い広告を見てカウンセリングに行ったら、ぜんぜん違う金額を提示される、という話、正直ちょっと怖くなりました。行く前に相場を自分で調べておくこと、大事だなあと思います。
これは知らなかったな、と思ったのが、医師同士のSNS上での言い合いについての話でした。
「医者同士でSNSでよそのクリニックの医者をけなしたりっていうのはすごく増えてますね。患者さんの数よりも美容外科とか美容クリニックの数の方が増えて、患者さんの奪い合いをしてる状態なんですよね。やっぱり美容医療って楽して稼げるからっていう理由でものすごい数のお医者さんが参入してきて」
SNSで先生が他の先生の治療を批判しているのを見ることってあったけど、こういう競争の構造から来ていたのかもな、と思いました。どっちが正しいかって、素人にはなかなか判断が難しいですよね。
ちょっとグサッときたのが、整形を考える人の動機についての部分でした。
「みんなスマホやって自撮りやってSNSあげてルッキズム(= 外見で人を評価・差別すること)が過剰になって自分と他人を比較して、どっちかっていうと精神が病んでいて、劣等感を感じて整形しようっていう人が増えてるわけですよ。元々結構可愛くて何にも悩む必要ないのに精神が病んでて整形したいっていうことがたくさん来るし」
自分もSNSで顔を比べてしまうことあるので、耳が痛かったです。整形を考える前に、その悩みが本当に顔から来ているのか、一回立ち止まって考えた方がいいのかもな、なんて思いました。
現役の美容外科医がここまで言うんだ、とちょっとびっくりしたのが、業界縮小論のくだりでした。
「むしろ美容医療業界もっと縮小して他のことにお金使うとか、あるいは直美も減らして保険診療の足りない科の方にそのリソースを持ってくっていう方にした方が、僕は絶対日本のためだと思ってます」
自分が属している業界を「縮小すべき」と言える先生、正直すごいなあと思いました。美容医療に使うお金や時間を、本当に今の自分に必要なことに使えているか、改めて考えさせてもらった気がします。
カウンセリングで聞いておきたいこと
Takeaways
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