この動画では、内科・皮膚科医の友利新先生が、いい病院を見分けるための現役医師の本音を話してくれています。口コミの多さや知名度じゃなく「自分の症状レベルに合った診療をしてくれるか」が判断軸だという話や、病院にはピラミッド構造があってかかりつけ医から始めるのが正解だという話、待合室でチェックできる意外なポイント、セカンドオピニオンへの遠慮は不要だという話まで出てきます。病院選びで漠然と迷っていた自分には、「そういう視点で探せばよかったんだ」という気付きがいくつかあって、これは見てよかったなと思いました。
動画の冒頭で、ちょっとハッとさせられたのがこの部分でした。口コミがいっぱいあれば安心、有名なら大丈夫、みたいに思っていたんですが、友利先生の視点はちょっと違っていて。
「口コミがめちゃくちゃいいからいいとも一概には言えないかなっていうのは正直思います。自分が悩んでいるレベルにしっかりあった診療をしてくれるところがいい病院っていう風に私は思っています。例えば風邪なのに大学病院に行ったりとかすると、今のレベルに合ってるかっていうと全然違うわけじゃないですか」
「レベルに合った診療」って発想、自分はぜんぜん考えたことがなかったので、あー、そういうことか、と思いました。風邪で大学病院に行ってもミスマッチっていう例がすごく分かりやすくて、なるほどなあって。口コミを一生懸命調べていたのが、ちょっと的外れだったのかも、と感じました。
次に出てきたのが、病院のピラミッド構造の話でした。なんとなく「大きい病院の方が安心」と思いがちなんですが、それが実は違うらしくて、思わず聞き入ってしまいました。
「まずはかかりつけの先生ですよね。その先生があ、これはって思ったら地域の中核病院みたいなところに行って、それでもってなったら大学病院に進む。まずかかりつけの先生で自分のデータをストックしておくっていうところが大事なんですよ。1番悪いのはいろんなところに行くとデータが分散しちゃうので、どんなにいい先生でもその人の正常値がなかなか分からなかったりするんです」
「データが分散する」っていう発想、今まで意識したことがなかったかもしれないな、と思いました。いろんな病院をはしごしてると、どの先生でも「この人の普段の状態」が分からないっておっしゃっていて、確かにそうだよな、って。かかりつけ医ってそういう意味があったんですね、これ知れてよかったです。
「行ってみなきゃ分からない」と思っていたんですが、実は行く前にできる確認もあるし、待合室でも意外とチェックできることがあるらしくて。これは知らなかったな〜と思いながら聞いていました。
「クリニックが何をメインで見てるかっていうところがまずホームページで確認すること。スタッフさんが笑顔であること。殺伐としてたりとかピリピリしてるってことはなんか組織がうまくいってないっていうことだと思うんで、看護師さんだったりとかスタッフさんが笑顔でキビキビしてるっていうところが私はポイントかなという風に思います」
待合室の雰囲気が「組織がうまく回ってるかどうか」を映しているっていう話、そんな見方をするんだ、とちょっとびっくりしました。あと、専門がやたら多いクリニックはばらつきすぎかも、というのも、言われてみれば確かに、って感じで。ホームページをちゃんと読もうと思いました。
自分にもちょっと心当たりがあるかも、と感じたのが「不安にさせられた経験」のくだりでした。友利先生が「相性」という言葉を使っていて、そこはなんか頭に残りました。
「やたら検査を進めてくる。必要じゃない検査は体になんか負担がかかるだけなので本当に必要な検査だけをしてもらえるかっていうところ。あと言われたら不安になるなみたいなことをおっしゃる先生とかはどうかなとは思います。1回は行ってみて、初対面で、あ、この先生とちょっと相性悪いかもと思ったら多分合わないんだと思うんですよ」
「必要じゃない検査は体への負担」っていうのは、言われるまで気にしたことがなかったかもしれないな、と思いました。あと「初対面の違和感は正しいことが多い」って言ってくれていたのが、ちょっと背中を押されたような気がして。なんとなく感じた嫌な感じを我慢しなくていいんだな、って。
ここは個人的にずっとモヤモヤしていた部分でした。別の先生の意見を聞きに行くのって、今の先生に悪いんじゃないかな、って思っていたので。
「セカンドオピニオンとして他のクリニックに行きたいんですっていうのは失礼とか裏切りでも全然ないんですね。むしろ医者側はそれに慣れてるんですよ。他の先生の意見も聞いてきてくださいっておっしゃる先生は絶対にいい先生なので、心配しないでいいかなと思います」
セカンドオピニオンを受け入れてくれる先生こそいい先生の証、という見方、なるほどと思いました。逆に嫌な顔をする先生はちょっとどうかな、という話も分かりやすくて。「聞いていいんだ」と思えたのがよかったです。
最後に出てきたのが、SNSや口コミとの付き合い方でした。「全部信じちゃいけないのは分かるんだけど、どこまで信じればいいんだろう」ってずっと思っていたので、ここはすっきりした整理の仕方だなと感じました。
「医療の質っていうもののレビューとやっぱり感情のレビューって2つあると思うんですよ。医療の部分がダメな口コミだったらもう絶対行かない方がいいと思うんですが、感情の部分のレビューはもちろんそれがいっぱいあったらどうかとは思うんですが、そこは話半分っていうところがいいのかなという風に思います」
「医療の評価」と「感情の評価」に分けるっていう視点、これは使えるなあ、と思いました。待ち時間が長くて怒ってるレビューと、診断が間違っていたというレビューでは全然重みが違いますよね。この分け方を知れてよかったです。
カウンセリングで聞いておきたいこと
Takeaways
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