この動画では、友利新先生(内科・皮膚科医)が「美人ライトを当てたような輝き肌」を目指せるというUVプライマーを紹介しています。なぜ顔がくすんで疲れて見えるのかという仕組みの話から始まり、パールが大人の肌に逆効果になる話、真皮の炎症が肌の凹凸を作るというメカニズム、パンテチン酸という珍しい成分の話、コラーゲンの糖化へのアプローチまで出てきます。日焼け止めの成分にあまり注目してこなかった人には、選び方の新しい視点が得られる動画だと思います。自分も「日焼け止めにここまで求めていいんだ」とちょっとびっくりしました。
動画を見てまず気になったのが、冒頭の「見過ごしてたな」というひと言でした。あれだけ多くの新商品を試している先生でも気づかなかったアイテムって、どんなものなんだろうって思ったら、ちょっと引き込まれてしまいました。
「メイクアップ効果だけじゃなくってそれを塗り続けることで美人ライト当てたような素肌になりながらメイクも良くなるってものがあったらいいなって思ったりしません?そんなアイテムを見つけたんですよ。今日は美人ライトUVをご紹介したいと思います」
「塗るたびに素肌が変わっていく」日焼け止めって、正直あまりイメージしたことがなかったです。UV対策しながらスキンケアにもなる、というのは聞いたことがあるんですが、「美人ライトを再現する」という切り口は面白いなと思いました。
ここで「あー、そういうことだったのか」と思ったのが、顔がどんより見える仕組みの説明でした。ファンデーションの色や量の問題だとずっと思っていたので、ちょっと視点が変わりました。
「疲れて見えるなとか顔が暗く見えるなっていうのは顔の輝度が低下してるって言います。明るさが低下しちゃうから暗く見えるんですよ。光が当たった時に跳ね返せないから輝度が低いんですよ。肌の表面がデコボコしてると光が乱反射しちゃうんで、輝度が落ちちゃうんですよね。ニキビ跡とかの凹凸だけじゃなくって、やっぱり毛穴だったりのこの凹凸ですね。これが多くなれば多くなるほど顔に影ができてしまうから輝度が落ちてしまう」
輝度(= 肌が光を跳ね返す力)という言葉、あまり意識したことがなかったんですが、毛穴や小じわが増えるほど影ができるというのは、言われてみれば確かにそうで、うーん、なるほどと思いながら聞いていました。
これはちょっとびっくりしたのが、パールの話でした。ツヤっぽく見せようとして使っている人も多いと思うので、逆効果になることがあるとは知りませんでした。
「パールを入れると強い光を当ててなくても光を反射させて明るくするっていうのは今までなんですけれども、大人になってくるとパールが残念ながら細かいシワとか毛穴に入ることでシワとか毛穴が目立っちゃうっていうことがあるんですよね。パールって本当に合わないっていう人もいらっしゃいます。じゃあそれをどういう風にするかって言うと、パールじゃなくて独自のゲルとパウダーを組み合わせることで表面を滑らかにして、光を整えて反射させるっていうところなんですよ」
ツヤを出そうとしていたのに毛穴が目立ちやすくなる、っていうのは自分にもちょっと心当たりあるかも…と思いました。パール成分が入っていないUVを意識して選ぶという発想、今まであまりなかったので、選び方のポイントが増えた気がします。
自分が一番「えっ」となったのが、肌の凹凸の原因についての解説でした。てっきり表皮だけの問題だと思っていたので、真皮の奥から関係してくるというのはちょっと意外でした。
「真皮にある線維芽細胞というものが引き起こす慢性炎症っていうのが表皮まで波及して、それで表皮のターンオーバーとかが乱れることによって角層のところがガタガタになってしまう。それによって光が乱反射して輝度が落ちるっていうところを見つけているんですね。表皮のターンオーバーが遅くなるとやっぱり角質が厚くなってしまう。それによって肌のきめも乱れてしまう。それによって細かい凹凸があることによって輝度が下がっちゃうっていうところなんですよ」
ターンオーバー(= 皮膚の細胞が一定周期で生まれ変わるサイクル)が乱れると角層が荒れる、というのは何となく知っていたんですが、その原因が真皮の慢性炎症から来ているとは知りませんでした。スキンケアで表面を整えるだけだと追いつかない場面もあるのかも、っていう気がします。
思わず二度聞きしたくなったのが、パンテチン酸の話でした。よく見かけるパンテノールとは別物で、細胞レベルで老化にアプローチしているらしいとのことで、そんな成分があったんだ、とちょっと頭に残りました。
「細胞って老化すると老化細胞になりますよね。そうすると細胞の老化マーカーっていうのが上がるんですよ。パンテチン酸っていうのは老化マーカーっていうのを抑えるっていうデータが出てるんですよ。細胞を老化させないようにするっていうところなんですね。パンテノールも肌の再生みたいなことは言ってるんですけれども、老化マーカーを抑えるまでは行っていないので、超絶優秀な親戚みたいな感じでパンテチン酸っていうのはあるんだと思います」
パンテノールは保湿や傷の修復でよく見かける成分だと思っていたんですが、パンテチン酸のほうが細胞の老化自体にさらに踏み込めるらしいとのことで、「親戚だけど格が違う」みたいな感じがちょっと面白かったです。成分名を意識して読むようになりそうです。
動画の後半で、もうひとつへえと思ったのがコラーゲンの「糖化」というキーワードでした。コラーゲンを増やす成分は知っていたんですが、一回糖化したものを作り直すという発想は聞いたことがなかったので。
「コラーゲンってタンパク質だから体に炎症が起こると糖化するんですよ。糖化するとコラーゲン自体が壊れやすくなってくるんですよ。コラーゲンが壊れていくと肌が下がるようにたるんでいくのでコラーゲンの糖化っていうのもケアしていかなきゃいけないんですが、すでに糖化しちゃってるコラーゲンを一回分解してリサイクルして新しいコラーゲンを生み出すっていう効果があるんですよ」
糖化(= 体内の炎症などでコラーゲンが変質し劣化すること)って食べ物の話では聞いたことがあったんですが、肌のコラーゲンにも同じことが起きているっていうのは知らなかったです。「増やす」だけでなく「壊れたものを修復する」ところまでアプローチできるとのことで、これ知れてよかったなと思いました。
カウンセリングで聞いておきたいこと
Takeaways
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