この動画では、医師の上原恵理先生が医療脱毛についてかなり幅広く話してくれています。エステ脱毛や家庭用脱毛機との法律上の違い、脱毛を始めるのに適した年齢の目安、そして「硬毛化 (= レーザーの刺激で産毛が太い毛に変わってしまう現象)」というリスクの話まで出てきます。自分は脱毛に興味があるものの、医療とエステで何が違うのかよく分かっていなかったので、見ながらだいぶ整理できました。特に「脱毛したのに毛が増えた」というケースが起こりうること、しかも確立された治療法がまだないという話は、知らずにカウンセリングへ行っていたら見落としていたかもしれないなと思います。これから脱毛を検討している人には、先に知っておけてよかったと感じる話が多い動画です。
まず「医療脱毛とエステ脱毛って何が違うの?」という話が出てきたんですが、これ、なんかちょっと想像とは違う説明だったんですよね。
「医療行為って何か細胞を1個でも殺すことは医療行為に実はなるんですね。だから脱毛を永遠に成り立たせるためには毛穴の中の根っこの方にある毛を作ってくれる細胞ですね、これを殺さないといけないんですよね。毛を生やす細胞そのものを殺してしまって毛を生やさないようにしますよというような脱毛は医療行為になるから医療機関でしか行ってはいけないですよというのが法律上のルールです。じゃあエステとかで行っているものは何なのって言うと、法律上はこの毛を生やす細胞を殺してはいません、弱らせているだけですっていうものなんですよね」
「細胞を1個でも殺すと医療行為」という線引き、なんかすごくはっきりしていて、あー、そういうことかと思いました。エステや家庭用って仕組みとして「弱らせる」にとどまるとのことで、「永続的な効果」という意味では医療脱毛とは別物なんですね。なんとなく同じものだと思っていたので、ちょっと認識が変わりました。
家庭用脱毛機はどうなの?という話も出てきたんですが、先生の答えがちょっとおもしろかったんです。
「使ったことはないけれども私が知ってる限りの原理で言えば、光脱毛、あのIPLとかと同じような原理で黒い色に反応させておそらく毛をね生やす細胞を殺さない程度にやっているとだから使ったことはないけれども、原理とすれば毛は減るだろうなっていうのはありますただどれぐらい違いがあるのか、医療脱毛と家庭用の脱毛機でどれぐらい効果に違いがあるのかって私使ったことがないのでごめんなさい、はっきりとは分からないです」
「ごめんなさい、はっきりとは分からないです」って言い切ってくれるの、逆に信頼できるなって思いました。なんとなく「家庭用でも十分」か「全然効かない」かどっちかだと思ってたんですが、正直なところ比較データがないんですね。自分で試しながら判断するしかないのかも、って気がします。
思わず聞き入ったのが「何歳から始めていいか」という話で、単純に「早い方がいい」ってわけじゃないんだな、と思ったんですよね。
「やるにしたら15歳を超えた方がいいんじゃないのかなって思ってます。赤ちゃんの頃ってあんまり毛目立たないじゃないですか、でも赤ちゃんてよく見ると体中産毛いっぱいあるわけですよ。それがある程度大人になってくると産毛が抜け落ちてなくなる部分もあれば逆に産毛が太くなって目立つようになってくる部分があるわけですよね。そういうのがある程度はっきりしてくるのが大体15歳ぐらいになると思うので、中途半端な時期にやるよりは15歳ぐらい以降がいいのかなっていうこと」
産毛が「どの部分に定着するか」がはっきりしてくるのが15歳ごろ、という話、なるほどと思いました。早く始めれば早く終わる、という単純な話でもないんですね。これ知れてよかったなあ、と思いました。
ここがこの動画で一番「えっ」となったポイントです。脱毛しに行ったのに毛が増えてしまうことがある、という話が出てきたんです。
「脱毛で起こるもうどうにもこうにも乗り越えられない症状として硬毛化っていうのがあるわけですよ。硬毛化起こりやすいのは首とか肩とか背中なんですけれどもこの部分の産毛がですね、脱毛レーザーの刺激におそらく反応して濃い毛になっちゃうんですよ。そうすると脱毛しに来たのに産毛が太い毛になってくから毛が増えてくっていう悲しいことが起こるんですよ。ただこの硬毛化という現象に関してはやっぱりメカニズムとか治療法っていうのが詳しくは解明されてないんですよね」
「どうにもこうにも乗り越えられない」という言葉がちょっと重くて、そういうことがあるんだ…ってなりました。首や肩は自分も気になっている部位なので、これは先に聞けてよかったです。対処法がまだ確立されていないというのも、カウンセリングで必ず話題にしようと思いました。
ちょっと意外だったのが、先生ご自身は脱毛経験者なのに、クリニックで脱毛を提供していない理由の話でした。
「脱毛はもうこれ価格破壊競争に飲み込まれるので、絶対大手チェーンとかに勝てないんですよ。それ専門でやってるクリニックとかがありすぎるので、もうそこにはね勝つことが不可能なので。脱毛ってさ言い方悪いけど、そこのサービスが良かったっていうことよりもなるべく安くとりあえず契約してみたいなところあるじゃない。だから質が高いサービスをしたら喜ばれるよりももうとにかく安くできた方がいいっていう人がやっぱり多いし、私が脱毛したい時もそうだと思うの」
確かに自分も脱毛クリニックを探すとき、まず「安いところ」から見ちゃうなと思って、なんか図星でした。「言い方悪いけど」って前置きしつつも正直に話してくれているのが、この動画らしくて好きです。
動画の締めくくりで、先生が自分の体験を正直に話してくれていて、ちょっとほっこりしながらも「そういうこともあるんだな」と思ったんですよね。
「脱毛した後もう毛は蘇ってこないので、脱毛は計画的にね。私やってよかったナンバーワンなんで脱毛。でもねデリケートゾーンの波平さんみたいな髪の毛、あれはね駆逐できないのよね。あと乳毛とヘソ毛もしぶい、あれ何なのわかんない、絶対死なない。乳毛は乳輪の周りに色素沈着があるから黒いのでそっちにレーザーが吸収されちゃうんだと思うけど、だから結構5cmぐらいのが生えてたりします」
「やってよかったナンバーワン」って言ってもらえると、ちょっと背中を押してもらえた気がします。一方で、乳輪周りの毛は色素沈着のせいでレーザーが毛穴じゃなくそっちに吸収されてしまうから消えにくい、という話は初めて知りました。なんでも全部きれいに消えるわけじゃないんですね、事前に知れてよかったです。
カウンセリングで聞いておきたいこと
Takeaways
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