この動画では、皮膚科医の先生がレーザー脱毛を受ける前に知っておいてほしいことを、かなり幅広く話してくれています。クリニックの破綻リスクの見分け方、施術前日の除毛や日焼け止めNGの理由、受けられない人の条件、医療脱毛とエステ脱毛の法律的な違い、そして「硬毛化」(=中途半端な施術で毛がより濃く復活してしまう現象)まで、初耳の話がけっこう出てきました。なんとなく「レーザーを当てると毛が抜ける」ぐらいの知識しかなかったので、見終わったあとでかなり解像度が上がった気がします。カウンセリングに行く前に見ておくと、クリニック選びから施術後のケアまで、質問の質がグッと上がりそうだなと思いました。
最初にちょっとびっくりしたのが、クリニック選びでまず「経営状態」を意識しようという話でした。大手で有名なところでも倒産することがあると聞いて、えっ、そうなの、と思いました。
「カウンセリングに行って広範囲のコース、6回コースとかをめちゃくちゃ進めてきて、今日契約したら20%オフとか30%オフとか、カードじゃなくて現金だったらこれだけ割引になりますとか言ってるのって、もう現金キャッシュが喉から手が出るほど欲しいわけなんですよね。そういうところっていうのはもしかするとちょっと注意した方がいいのかなという印象があります。大手でテレビCMをやってるとかたくさん店舗があるとかだけでは、絶対安心とも言えない時代なのかなとも思いますね」
「現金払いで割引」って言われたら、今の時代むしろ違和感ありますよね。カウンセリングで急にコースをガンガン勧めてきたり、現金割引を打診されたりしたときには、ちょっと立ち止まった方がいいんだなと思いました。自分だったらそのプレッシャーに負けてその場で決めてしまいそうで、知れてよかったなあと思います。
思わず聞き入ったのが、「日焼け止めくらいならいいや」と思いながら施術に行くと実は危険、というくだりです。自分もそう思いそうだったので、ちょっと耳が痛かったです。
「何かがその皮膚に残っているとそこでレーザーの光が反応して熱が発生して、火傷になったりカブになったりするんですよね。保湿ぐらいだったらいいやとか、日焼け止めクリームだったらいいやって言ってみんなつけてくるんですけど、それはちょっとやめた方がいいかなっていう感じですね」
「ちょっとくらいなら大丈夫」が実はいちばんあぶないパターンらしいです。夏はアームカバーなどで対応するのがいいとのことで、施術当日の日焼け対策をどうするか悩んでたのでこれは知れてよかったな〜と思いました。
これは知らなかった、と思ったのが糖尿病の状態とVIO脱毛の組み合わせが危険という話でした。先生の実体験として話してくれていたので、リアルでちょっとこわかったです。
「コントロールができない糖尿病の方は特にVIO脱毛は注意した方がいいと思っていて、ヘモグロビンA1c(=血糖コントロールの指標となる値)が20とかになっている方は注意が必要で、VIO脱毛をやった後にそこから感染症を起こして入院になっちゃったって方を知ってますからね。あそこは汚染されやすい場所なんですね、こすれるから傷ができやすいし排泄物で汚染されやすいし、免疫状態がすごく下がっている方はちょっと注意した方がいいかなと思っています」
持病がある場合はカウンセリングで必ず事前に伝えた方がいいんだなと思いました。あと白髪には脱毛レーザーが効かないという話も、そういえばそうか…って感じで、年を取る前に済ませておきたい理由のひとつだなあとちょっと思いました。
ここでハッとさせられたのが、「成長期の毛にしかレーザーが効かない」という話でした。なんとなく知ってはいたんですが、理由まで聞いたのは初めてだったんですよね。
「毛乳頭とかバルジ領域って言って毛を作っている細胞を破壊することによってレーザー脱毛が永久脱毛に至るんですよね。くっついているのは成長期の時だけで、どれが成長期かどれがそうじゃないか見てもわからないので、とりあえず当てていって成長期のやつだけ抜けて、それ以外のやつはまた生えてくるっていうのを繰り返すから1回じゃ終わらないんです。毛乳頭を破壊し尽くす行為が認められているのは実は医療脱毛の方だけで、エステ脱毛は法律的には本当は破壊し尽くしてはだめということになっているとのことでした」
医療脱毛とエステ脱毛に法律的な区別があるって、正直知りませんでした。「永久に生えてこなくしたい」なら医療脱毛の方が確実らしく、これはカウンセリング前に知れてよかったなあと思います。
正直いちばん「えっ…」ってなったのがこの硬毛化の話です。脱毛したのに逆に濃くなることがあるとのことで、そんなことあるんだ…とびっくりしました。
「レーザーを当てると1回毛が抜けるんだけど、またもっと太い毛が生えてきてより強くなって復活して、またそれをやるとまたもっと濃い毛が生えてきちゃうっていう。毛乳頭とかバルジ組織を破壊しきれなくて、中途半端に熱を加えてしまったらそういう風になるんですよね。骨折したところは元の骨より硬くなることがあるじゃないですか、皮膚もダメージを加えられたところはより強靭に作り直そうとする力が働くんですよね」
「骨折したところが元より硬くなる」という例え、なるほどな〜と思いました。自分ではコントロールできないし、クリニック側がレーザーの波長を変えたり設定を調整したりして対応するとのことでした。クリニック選びで施術の質が大事なんだなと改めて感じました。
自分が気になっていた「汗が増えるのでは」という不安への答えも出てきたので、ここはひそかに注目して聞いていました。
「汗をかきやすくなるってことはないと思いますね、汗の腺の方は毛穴じゃなくてエクリン腺の方なので関係ないですね。皮膚がんの発生率を上げるという報告はないので大丈夫なんですけど、皮膚がんがあるところに打っちゃうとちょっとまずいことになると思いますよ。痛みについては、ある程度痛い方が効果が高いという風に考えられるんですが、最近は蓄熱式(=じっくり熱を蓄積して脱毛する方式)とかで痛みが少ない機械もたくさん出てきているので、昔に比べてかなり楽になってきているとのことでした」
汗についてはフェイクだとはっきり言ってもらえて、ちょっとほっとしました。皮膚がんも脱毛で発症リスクが上がるわけではないとのことで、この2つは先に聞けてよかったなと思います。
カウンセリングで聞いておきたいこと
Takeaways
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