この動画では、最近SNSでよく見かけるようになった「脂肪吸引注射」という施術が実際どうなのか、通常の脂肪吸引・脂肪溶解注射との違いを話してくれています。水の森美容クリニックのドクターが「ほとんど効果は出ない」とはっきり言っていて、その理由やクリニック側の業界事情まで詳しく触れてくれています。「脂肪吸引は怖いけど脂肪溶解注射では物足りない」と感じている人が飛びつきやすい施術らしく、しかも行くとアップセルされやすいという話も出てきます。自分もまだ踏み出せていない側なので、先にこういう話を聞けてよかったな、と思いました。
まずこの施術の基本的なところから丁寧に説明してくれていて、針の太さや料金の具体的な数字が出てきたので、ここで初めてどんな施術なのかちゃんとイメージできました。
「基本的には脂肪吸引よりもっと細い管を使ってダウンタイムが少なく脂肪を取っていくってことになりますね。1.6mmぐらいの細い針を使って脂肪を取っていく。料金的には大体手のひらサイズで4万から5万っていうのが大体相場になってるようですね。10ccから15ccぐらいの脂肪を取る、ダウンタイムが非常に少ない、そんな風に謳われてますね」
ダウンタイム (= 術後の腫れや内出血が引くまでの期間) が少ないのは確かに魅力的に聞こえますよね。でも10〜15ccって大さじ1杯分くらいの量なので、思ってたよりかなり少ないな…ってちょっとびっくりしました。
「あー、これは自分にも当てはまるかも」と思ったのが、美容業界でよくある「間を取った施術」の話でした。
「例えば二重で言うと埋没法と切開法、簡単にできるけども取れちゃうかもしれないよ、しっかりやるけどもやっぱダウンタイムが長いよと。じゃ間を取って部分切開法とか出すと患者さんはどうしてもそこに飛びつくんですね。大体のケースがその間を取った時って両方のメリットを取ってるんじゃなくて両方のデメリットしか取ってないケースが多いんですね」
部分切開法って「それが一番バランスいいんじゃ?」って思いがちですよね。自分もそう考えたことがあったので、ここはちょっとドキッとしました。「間を取る=両方のデメリット」って、言われてみるとたしかにそうかも、って気がします。
正直、ここが一番えっ…ってなったところで、クリニック側の内情についてかなりはっきり話していたんですよね。
「簡単な誰でもできるような治療でどうやって売上あげていくか、そんなことばっかり考えるようになってくるわけですね。そんなんで出てきたのがその1つとして脂肪吸引注射。もうちょっとそのお金儲けばかり考えるんだったら技術の習得とかそういうことに時間をかけて切磋琢磨していただきたいなという風に思うんですけど」
こういう裏事情ってなんとなく想像していた部分もあったけど、ここまではっきり言ってくれる先生はあまりいないんじゃないかなあと思いました。先に聞けてよかったっていう気持ちです。
なぜ効果が出ないのか、技術的な根拠も話してくれていて、ここでちょっとすっきりしました。
「1.6mmの針って言うと大きな粒の脂肪は多分吸えないと思うんですよね。油成分ぐらいの本当に油滴みたいな脂肪しか吸えてこないんじゃないかなって気がするので、その脂肪をちょっと取ったところでほとんど効果には繋がってこないのかなって気がしますよね。逆に患者さんとしても元々のゴールの地点が低いわけですから、未経験の先生でも簡単にやりやすいということが出てくるんでしょうね」
油滴くらいしか吸えないって、「脂肪吸引」っていう名前を名乗っていいのかなあ…とちょっと思いました。名前のイメージと実際の内容がだいぶ違うんですよね。これは知らなかったな、と思いました。
思わず前のめりで聞いてしまったのが、実際にクリニックに行ったときに何が起きるか、という話でした。
「4万5万のお試しのつもりで行ったのが結局そこの糸リフトでお金を取ってくるんで、そういったクリニックからすると4万5万っていうのはもう呼び水なんですね。糸リフトはやった直後は上がります。ただ2ヶ月ぐらいで元に戻っちゃうので、1ヶ月後の検診に行った時はまだ糸が効いてたりするんで、とりあえず満足かなってなるわけですけども、2ヶ月後ぐらいになると糸リフトの方も戻ってきます」
糸リフト (= 顔に糸を入れて引き上げる施術) が2ヶ月で元に戻るって、知らなかったな…と思いました。しかも1ヶ月後の検診タイミングにはまだ効果が残っているから満足感を覚えやすい、という流れが全部計算されてるみたいで、なんかちょっとこわいな、という気持ちになりました。
最後のまとめで、これって脂肪吸引注射だけじゃなくて美容外科全体に共通する話なんだと触れていたところが、ちょっと頭に残りました。
「切れない医師が切らない手術を押すことと、切れる先生が切れない手術も選択肢に入れながら患者さんに提案していくっていうことは全然違うと思うんですね。基本的には今の傾向っていうのは切れない先生たちがもう結局それしかないので、効果が出ないのを分かりつつもどうそれで進めてどう収益上げていくか、そんなことばっかり考えてくんで今回みたいな脂肪吸引注射みたいなのも次々出てくるんだろうと思います」
鼻の施術でも二重でも目の下でも、全部同じ構図なんですよね。そう考えると、カウンセリングで医師がどんな施術を勧めてくるかを見れば、そのクリニックの姿勢がなんとなく分かるのかもって気がしました。
カウンセリングで聞いておきたいこと
Takeaways
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