この動画では、美容系インフルエンサーや整形 YouTuber は全員が醜形恐怖症・整形依存症なのかという疑問に、高須幹弥先生が答えてくれています。全員がそうとは言えないとしながら、美意識が高い人ほど身体醜形恐怖症の素因があること、現代の SNS だからこそ「病気をビジネスにできてしまう」という構造があること、そして実際に整形インフルエンサーをカウンセリングしてみたらほとんどが精神科に通院中だったという話まで出てきます。整形を検討している自分にとっては、誰の発信を参考にするかという判断軸を改めて考えさせられる内容で、知れてよかったと思える気付きがいくつかありました。
まず気になったのが、「身体醜形恐怖症」という言葉の定義でした。聞いたことはあっても、どの程度が「病気」と呼ばれるのかよく分かっていなかったので、最初にちゃんと説明してくれていたのがありがたかったです。
「身体醜形恐怖症っていうのは自分の顔とか体が必要以上に醜いって思っちゃって、それによって日常生活で支障が出るレベルのことを言うんですけど。外出れなくなっちゃうとか、他人の視線がすごく気になるとか。それがきっかけで整形依存症になっちゃう、必要以上に整形を繰り返すということが起きてしまうわけです」
「日常生活に支障が出るレベル」という線引き、これ知れてよかったな、と思いました。なんとなく自分の顔が気になるのとは別の話なんですよね。ただ、程度の差はあれ誰でも素因はあるとのことで、うーん、他人事でもないかもって気がしました。
ここでちょっとハッとしたのが、美意識が高いことと醜形恐怖症の素因って、実はそんなに遠くない話だという部分でした。なんか、きれいになりたい気持ちと紙一重なんだなって。
「美意識が高いっていうのはやっぱり自分の顔とか体が人にきれいに見られたい、可愛く見られたいっていう気持ちが強いから、他の人よりも細かいことを気にして整形し直したいとか思うわけなので。美意識の高い人ほど身体醜形恐怖症の気があるわけなんですけど、程度の差があるわけです」
「美意識が高い = いいこと」くらいに思ってたので、ちょっと考えさせられました。毎日何十分も鏡を見続けて、笑ったときの鼻の広がりが変とか、非対称が気になるとか、そういうのが積み重なっていくんだろうなって気がします。自分もたまにそういうことしてるなあ、と思いました。
思わず聞き入ったのが、摂食障害の人が大食い YouTuber になるケースとの比較でした。あー、なるほどと思いながら聞いていました。
「昔だったら身体醜形恐怖症の人とか整形依存症の人っていうのは、もう一人でひたすら悩んで整形繰り返すとか、そういう人が多かったんだけど、現代だとそれを利用してお金を稼ぐことができてしまうわけで。摂食障害の人が大食い系 YouTuber になるとか、それと同じような感じですよね」
大食い YouTuber と整形インフルエンサーを並べた話、なんか頭に残りました。悪意があるというよりも、そうするしかなくなっていく流れがあるのかもって気がして、ちょっと複雑な気持ちになりました。SNS ってすごいな、と思う反面、うーん、大丈夫なのかな、とも。
これは知らなかった、と思ったのが整形インフルエンサーがクリニックに案件を申し込む話です。「そういう取引が普通にあるんだ」と、ちょっとびっくりしました。
「高須幹弥先生に手術してもらったことをよく評価、大成功です大満足ですっていう形で YouTube とか Instagram とかで紹介しますよっていう依頼が多いんですよ。紹介料を紹介手数料の1割欲しいとか、まあそういう要望があるんで、そういうの全部断ってるんですよね」
「全部断ってる」というのが聞けてよかったな、と思いました。逆にいうと、受け入れているクリニックも世の中にはあるかもしれないわけで、インフルエンサーの「大満足!」という発信がこういう取引の上に成り立っているケースもあるんだろうなって。参考にする発信を選ぶとき、少し頭に入れておきたいと思いました。
正直「えっ…」となったのが、実際に整形インフルエンサーをカウンセリングした話です。動画での様子と診察室での様子がかなり違うというくだり、ちょっと聞き入ってしまいました。
「実際カウンセリングするとやっぱり明らかに精神が病んでるっていうことが多いですね。YouTube とかで配信する時はテンション上げてやるわけですよ。実際カウンセリングするとものすごいテンションが低くて、なんか明らかにメンタル病んでるっていう感じなんですよね。ほとんどの方が精神科に通院して精神科の薬を内服してる方が多いです」
「ほとんどが精神科に通院中」というのは、知らなかったのでちょっとびっくりしました。初診の問診票を見れば分かるという話も、なるほどと思いました。SNS で見える華やかな発信と、診察室で見える実際の状態がそんなに違うって、あまり想像したことがなかったので、少し立ち止まれた気がします。
動画の終盤で、なんか切ないなと感じたのが「救ってあげたくてもやめたほうがいいって言っても、結局よそでやっちゃう」というくだりでした。
「やめたほうがいいよって言っても辞めなくて、結局よそでやっちゃうっていうのが現状なのでかわいそうだなって思うことをよくあります。整形インフルエンサーとしての地位をもう気づいてしまったんで今更やめられなくて、これでお金を稼いで生活のレベルが上がっちゃったんでもう今更やめられなくて」
インフルエンサーの発信を見るとき、この話がちょっと頭の隅に残りそうです。もちろん全員がそうじゃないというのは動画の中で繰り返されていたけど、華やかな発信の裏にこういう事情があるかもしれないと知れてよかったな、と思いました。自分が整形を検討するうえで、誰の話を参考にするかって大事なことだなあ、って改めて感じました。
カウンセリングで聞いておきたいこと
Takeaways
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