この動画では、40代の美容愛好家・ミミさんがボトックスにまつわる失敗例とコツをたっぷり話してくれています。シワを止めるもの、というイメージしかなかったんですが、汗や皮脂を抑えたりフェイスラインを整えたりと、思ったより用途が広いらしくてちょっとびっくりしました。表情が不自然になるリスクや、抗体(= ボトックスが効きにくくなる体の反応)ができるリスクへの対処法、さらに横浜・ルナクリニックのルナ先生へのインタビューでは、エラボトックスや肩ボトックスの知られざる落とし穴まで話してくれています。カウンセリング前に見ておくと、先生への質問の仕方が変わりそうだなと感じました。
これは知らなかったな、と思ったのがボトックスの「守備範囲」の広さです。シワを止めるもの、という印象しかなかったので、話を聞いていてだいぶ視野が広がった気がしました。
「浅い層に薄く溶かしたボトックスを入れると汗とか皮脂がちょっと出にくくなったりとか、いろんな打ち方をすることによって表情筋の動き方のバランスを整えてフェイスラインとかもちょっと変わっちゃったりするような打ち方っていうのもあります」
フェイスラインまで変わるっていうのは、えっ、本当に?って感じでした。注射一本でシワだけじゃなくていろいろ整えられるとしたら、もう少し積極的に検討してみてもいいかなという気持ちになりました。ただ、打ち方次第でいろいろ変わるぶん、先生の腕がかなり大事になってくるんだろうなとも感じました。
思わず聞き入ったのが、「自分で顔を決めすぎない」というくだりです。情報収集してるとどうしてもやりたい施術が固まってきて「これをやる」と決め打ちしたくなるんですが、それが落とし穴になりうるとのことで、ちょっとハッとしました。
「失敗を減らしたい方はボトックス治療に力を入れていたりとか全顔のバランスを見て入れてくれるところに行くのが大事だと思います。あとは自分で自分の顔を決めすぎないってこともめちゃくちゃ大事かなと思っていて、ここのシワが気になるからここだけ止めたいって言ったとしても、そのシワができてる原因はもしかしたら別のところにあるかもしれないんですよね」
「原因が別のところにある」という話、自分には考えが及んでなかったです。気になるシワにピンポイントで対処しようとしがちですが、全体のバランスを見て判断してもらう方が結果的に綺麗になるんだなあ、と思いました。先生に任せる、っていうのも一種のスキルなんですね、たぶん。
「抗体ができると効きにくくなる」という話、自分は全く頭になかったので、えっ、そういうリスクもあるんだ、と思いながら聞いていました。しかも防ぎ方が意外とシンプルで、これ先に知れてよかったなと感じました。
「ちょこちょこ打たないっていうことですね。ここが気になってやって次の週またここやってとかってやるとボトックスを入れる回数が増えちゃうんですよ。そうすると抗体ができやすくなるかもって言われてるので、やる時はいっぺんにやった方がいいんですよね」
「気になるところを少しずつやっていく」方が丁寧なのかなとなんとなく思ってたんですが、むしろ逆で、まとめてドンとやった方がいいとのこと。コアトックスやゼオミンみたいに、タンパク質を減らして抗体ができにくくした製剤もあるらしく、クリニック選びのときに聞いてみたいポイントだなと思いました。
ミミさん自身の「安いところでエラボトックスを打ったら輪郭がペロンとなった」という話が出てきて、こういうリアルな失敗談ってなかなか聞けないので、ついつい聞き入ってしまいました。
「安さだけで選ぶっていうのはちょっとやめた方がいいかも。ボトックスって粉で来るのでそれを溶かすんですけど、水道水で溶かしてるっていう噂があったりとか、すごく薄めて使ってるっていう噂があったりするところもまあ効くんですよね。ただあんまり安いところはなんか理由があるのかも、って私だったら思っちゃうかもしれないですね」
水道水で溶かしてるかもしれないというのは、正直ちょっとびっくりしました。患者側からは確認のしようがないですし、薄くなっていても「まあ効く」とのことなので気づきにくいんですよね。そういう理由があるから安いのかも、と思うと、価格だけで選ぶのはやっぱりリスクがあるなと感じました。
ルナ先生のインタビューで一番「あー、なるほど」となったのがエラボトックスの話です。希望者がとても多い施術のはずなのに、実際に診察すると適応でないケースも多いとのことで、ちょっと意外でした。
「エラボトックスを打ってみたいという希望者がすごく多いんですけれども、皆さん自分の顔がエラが張ってると思ってる方が多いんですけど、実際に大きさを測ったり診察するとそうじゃない方が多かったり、筋肉が小さいのにボトックスを打ちたいという方も結構いるんです。きちんと診断して、この大きさだからこれぐらいの単位数が必要っていうのを見ながらやっていくことが大事ですね」
自分で「エラが張ってる」と思っていても、診てもらったら違う原因だった、ということがあるんですね。カウンセリングで「エラを打ちたい」と伝えるだけじゃなくて、まずきちんと診断してもらうことが大事なんだなと思いました。あと、噛む筋肉を完全に止めてしまうと疲れが出ることもあるので、2cm程度は残しておく方がいいという話も、知れてよかったなと思います。
自分にも当てはまるかも、と感じたのが「顔の変化を写真で記録しておく」という話です。なんとなくやっている人は多そうですが、ドクター側から見た具体的な理由を聞いて、改めてちゃんとやろうと思いました。
「同じ2cmの大きさでも定期的に診ていくと変化がちょっと出てたりすることもあるんですよ。なのでそういう時は1年前とかをこう見返して一緒に見比べてどっちが好きですかとか、ちょっとたるみが出てるから糸リフトとかそういうたるみの治療を入れていくのかをお話ししたりします。だんだんわからなくなっていくので、動画とか写真とかで経過を残しておくっていうのはすごく大事かなと思います」
「だんだんわからなくなっていく」という言葉が、すごくリアルだなあと思いました。鏡の前では無意識に角度を調整してしまうらしいので、客観的な記録がないと変化に気づきにくいんですね。スマホで正面から定期的に撮るだけでいいとのことで、これは自分もすぐ始めようと思いました。ちなみに肩ボトックスは、僧帽筋(= 肩から首にかけての大きな筋肉)を弱めすぎると首が前に出てしまうリスクがあるとのことで、少量から始めた方が安心そうだと感じました。
カウンセリングで聞いておきたいこと
Takeaways
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