この動画では、高須クリニックの高須幹弥先生が視聴者から寄せられたたくさんの質問に答えながら、美容整形の市場拡大の背景から最新技術の現状、よくあるトラブルの種類、悪徳クリニックの見分け方まで、幅広く話してくれています。「技術はここ20年で大きな進歩がない」という正直な見解や、「2万9000円広告」のカラクリ、研修明けすぐに美容クリニックへ就職する「直美」医師の問題など、自分はあまり知らなかったことが次々と出てきました。整形を検討しているなら、カウンセリングに行く前に一度見ておくと、クリニックや医師の見極め方の基準がかなり変わるんじゃないかなと思います。
動画の最初でちょっと気になったのが、整形市場が拡大した理由についての話でした。SNSの影響だろうとは思っていたんですが、具体的にどんなメカニズムなのかを丁寧に話してくれていて、あー、なるほどな、という気がしました。
「自分の顔の高画質な画像・動画を撮って、他の人と比べるっていうことが多くなったわけです。そうすると美意識がすごく高まるんですよね。周りの人でも整形してるっていう話を聞いて、自分より可愛い人がいると、自分もやりたいって思うようになる。どんどん美容整形のハードルが下がっていってるわけですね」
Instagramで自分より可愛い人の写真を毎日見ていれば、そりゃ気になってしまうよなあ…って、自分にも当てはまる部分があるかもと思いました。整形を否定する人がだんだん減ってきていて、今は若い女性の7割以上が整形に肯定的らしいっていう話、なんか時代が変わったんだなあという気がします。
思わず聞き入ったのが、最新技術に関する話でした。てっきり「どんどん進化している」という話になるのかと思っていたら、全然違う内容で、えっ、そうなの?と思いました。
「ここ10年20年は正直、大きな進歩ってないと僕は思ってます。やっぱりここ最近で一番大きな進歩があったのは、25年ぐらい前ですかね。ボトックスとヒアルロン酸が日本に入ってきた時。これが一番大きな革新でしたね。それ以来はそんな大きな変化ないですよね。ローリスクローリターンの新しい機械がどんどん出てくるんだけど、それはメーカーが新しいものを出して商売していくために出てきてるって感じで、すごく大きな革新があったというよりかは、という感じです」
新しい機械や施術名をよく見かけるので、技術はどんどん進んでいるんだろうと思い込んでいました。ボトックスとヒアルロン酸が出てきた時が最大の革新で、それ以降は「メーカーの販売戦略」的な側面が強いっていう話、ちょっと頭に残りました。新しいから良い、とは限らないんだなあ、と感じました。
ここでハッとしたのが、あの「格安の二重手術広告」の仕組みについての話でした。なんとなく「安いから怪しい」とは思っていたんですが、なぜそもそも成り立たないのかという経営面の理由まで話してくれていて、えっ、そういう計算になるのか、と思いました。
「2万9000円で二重の手術できますよって広告して、実際行ってみると何時間も説得されて、あなたは2万9000円ではできないんで50万円とか100万円のオプションがないとできませんって言って。その説得に負けてしまって高いお金払ってしまうと、実際にはその手術に100万の価値はないんだけれど、そうやってぼったくる悪徳クリニックっていうのが今日本中でものすごく増えてる。これが大きな問題です」
2万9000円の広告で患者さんを1人集めるのに広告費だけで3万円くらいかかるから、そのまま施術しても絶対赤字になるっていう話、ちょっとびっくりしました。「安い料金 = 釣り上げる前提の値段」とわかっていれば、少し冷静に判断できるかもしれないです。
正直、これが一番ちょっと怖いなと思った話でした。「直美」という言葉、自分は知らなかったんですが、何が問題なのかを具体的に話してくれていて、先に聞けてよかったと思いました。
「本来、医者というのは形成外科などでトレーニングをして技術を身につけてから美容医療に行くべきなんです。最低でも形成外科の専門医ぐらいは取って数年間はトレーニングしてから美容医療に行けば、大きな問題も起こさないし、死亡事故もなかなか起こさないはずなんですけど。そういうことも省略して、手っ取り早く稼ぎたいという直美の人たちが大きなトラブルを起こしているのが多いですね」
プロポフォール(= 静脈麻酔薬)を使って患者さんの呼吸が止まった場合、経験ある医師なら対処できるけど直美には難しいというケースが実際に起きているらしくて、「担当医が何年目なのか」「どんな経歴があるのか」を確認するって、こんなに大事なことだったんだなあ、と思いました。
自分にも今すぐ使えそうだなと思ったのが、この話でした。「どうやって調べればいいかわからない」と思っていたんですが、見るべきポイントを3つに絞って話してくれていて、これは覚えておきたいと思いました。
「まず医者の経歴ページで、経験年数がわからない場合。直美だということを隠すためにわざとわかりにくくしているわけです。あとは広告の料金が安すぎる場合。あとは横文字の施術名がやたらいっぱいある、なんとかクイックスーパーなんとかとか、わけのわからないオリジナルの名前で何種類も設定してあって、全部払わせて取れるだけ取ろうっていう設計のことが多い」
「横文字の謎施術名がたくさんある」って、言われてみれば「あー、あのクリニックのサイトそうだったかも」ってなりました。施術名の種類が多いほど怪しいというのは、今後クリニックのサイトを見るときに真っ先に確認しようと思います。
最後のトピックで、ここが一番「業界全体の構造」として面白かったです。どういうクリニックが今生き残っているのかという話で、思っていたよりシビアな内容でした。
「今美容医療の道で生き残るんだったら、本当に実力で真面目にやるか、あるいは悪徳ボッタクリクリニックをやるか、その2つしか生き残ってなくて。その真ん中の中途半端な、実力も中途半端でSNSもちゃんとやれないというお医者さんは、もうみんな潰れてダメになってますね」
「真面目にやってるか、ぼったくってるかの2択」になっているっていう話、えっ、そこまで二極化してるの、という気がしました。逆に言うと「真ん中くらいの普通のクリニック」はほとんど残っていないということで、自分がどちらのクリニックに行こうとしているかをちゃんと見極める必要があるんだなあ、と思いました。
カウンセリングで聞いておきたいこと
Takeaways
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