この動画では、ニキビ痕や毛穴の治療でよく名前が出る「ダーマペン」と「フラクショナルレーザー」について、形成外科出身のサカ先生と皮膚科の小林先生が一緒に比較・解説してくれています。どちらも「傷を作ってコラーゲンを促す」という仕組みは同じなんですが、「熱が入るかどうか」という点で効果の種類もリスクも変わってくるとのこと。肝斑 (= 頬などに出やすいシミの一種) がある人はフラクショナルレーザーに注意が必要という話や、ダーマペンはピーリング剤と組み合わせることで色素沈着の改善にも使えるという話など、知らなかったことがいくつも出てきて参考になりました。カウンセリング前に一度見ておくといいかも、と思える内容です。
まずダーマペンの基本を説明するところから入っていたんですが、「皮膚の表面に針をグサグサと刺していく」という表現がちょっとリアルで、ひるみながらも聞き入ってしまいました。
「針をしっかり刺すとすごい小さな傷なんですけれども、傷ができることでそこを人間の体が修復しようとして新しいコラーゲンを作っていくっていうような効果を期待してやられている施術なんですね。元々はアンチエイジング目的でよくやられていたものなんですけれども、結果的にそれをやっている方々が毛穴が引き締まっていったりとか、ニキビ跡が少し改善してきたっていうことがあったので、最近はその治療としてよく使われているというところですね」
もともとアンチエイジング目的だったのが、副次効果としてニキビ跡への改善も分かってきたという流れ、なるほどな〜と思いました。自分の体にコラーゲンを作らせるという発想、なんかすごいな、と。ダーマペンって聞いたことはあったけど、こういう仕組みだったんですね。
両方なんとなく似たような施術だと思っていたんですが、「あー、そこが全然違うんだ」と思ったのがこの部分でした。
「フラクショナルレーザーとダーマペンの1番の違いはやっぱり熱が入るっていうところになります。ダーマペンで単純に針を刺していってもそこに熱は生まれないわけですね。フラクショナルレーザーはそこに穴が開いていくと同時に熱が入っていくので、人間の皮膚って熱が入るとキュッと引き締まっていくんですよね」
熱で皮膚がキュッとなる、というのは感覚的にすごく分かりやすい説明だな、と思いました。ダーマペンにはその引き締め効果はないとのことで、たるみや目元の緩みも気になっている人にはフラクショナルレーザーが向いているケースもあるんだな、って気がしました。
「ベルベット」という施術名はSNSで見かけたことがあったんですが、何のことか分かっていなかったので、ここの説明でやっと合点がいきました。
「炎症性のニキビが強い方ですと、ニキビの炎症を抑えるためのピーリング剤を一緒に使ったり、あとはお肌の艶感を出したいっていう場合はよく皆さんベルベットって言ってご存知だと思いますけれども、トリクロロ酢酸って言われるピーリング剤を一緒に使ったりしますね。そのお薬を皮膚の中にたくさん浸透できるっていうところはダーマペンのメリットの1つなんじゃないかなと思いますね」
「ダーマペン+ベルベット」みたいな組み合わせ、こういう仕組みだったんですね。ニキビの炎症を抑えながら針を刺すというのも、最初は「一緒にやっていいの?」と思ったんですが、そこが狙いなんだ、とちょっとびっくりしました。自分の目的に合わせて組み合わせを変えられるのは確かに強みだな、と。
「フラクショナルレーザーの方が効果が高い」と聞いてちょっと気になっていたんですが、ここで「ただ、その分…」という話が出てきて、ちょっと立ち止まりました。
「力強い効果を出せるっていうことはやっぱり副作用も強くなるので、熱によって炎症が強く起きてしまってその後色素沈着が起こったり、場合によってはちょっと瘢痕として残ったりっていう方もいらっしゃるのかなと思いますよね」
「効果があるということは、必ずその裏にダウンタイム (= 術後の腫れや内出血が引くまでの期間) や副作用がある」という言葉、すごく正直に言ってくれているなと思いました。色素沈着が残るケースもあるとのことで、これ先に聞けてよかったです。施術力が強いほど慎重に選ぶ必要があるんだな、と。
自分も頬のあたりが気になっていたので、このパートはとくに真剣に聞いてしまいました。「肝斑がある部分は避けてやることが多い」という一言、ちょっとドキッとしました。
「肝斑の部分は避けてやったりっていうこと結構ありますね。なんでそういった方はもしかしたらダーマペンの方がいいんじゃないかなという風に思いますね。実はダーマペンというのは、瘢痕治療だけではなくって、肝斑ですね色素沈着に対しても効果があるっていう風に言われてるんですよね。ピーリング剤を中に入れることで、お肌のターンオーバーをどんどん促すことができます」
肝斑がある人はフラクショナルレーザーで悪化するリスクがあるとのこと、知らずに予約していたらと思うとちょっとひやっとしました。逆にダーマペンはトラネキサム酸などと組み合わせることで肝斑の改善も期待できるらしく、状況によってはむしろダーマペンの方が向いているんだと知れてよかったです。
施術の実録映像が入っていたんですが、モニターさんが「フラクの方がもう断然痛い」と話していて、やっぱりそうか、とリアルに感じながら見ていました。
「フラクショナルレーザーは密度を上げることで出力を上げることができます。もっと力強く効果を期待したい場合はポイント数の密度を上げていきます。これくらいの密度になるとかなり効果は上がると思いますが、ダウンタイムも強くなっていきます」
密度を上げると効果もダウンタイムも両方強くなるとのこと、施術前にどの出力でやるか先生と相談しておかないといけないんだな、と思いました。モニターさんが「フラクの方が痛い」と言っていたのも、やっぱり熱が入る分の違いなんだろうなあ、って気がします。
カウンセリングで聞いておきたいこと
Takeaways
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