埋没法で二重にしてから3年後、ある朝突然片目が開かなくなってしまった患者さんの修正手術を追った動画です。ドクターA(麻生先生)が診察から手術まで一通り見せてくれていて、埋没の糸がねじれて目を開ける筋肉を邪魔することで眼瞼下垂(= まぶたが下がってしまう症状)が起きることがあると話していました。裏留めと瞼板止めの違い、糸を取り出す難しさ、放っておくとどうなるかまで丁寧に解説してくれています。埋没を受けたことのある人にはちょっとドキッとする内容もありますが、先に知れてよかったと感じた動画でした。
患者さん自身の話から動画が始まって、思わず聞き入ってしまいました。「朝起きたら急に…」という始まり方が、なんかちょっと怖いな、って感じで。
「朝起きたら急にこっちの目が開きづらくなってて、鏡を見たら半分瞼が下がってる状態で。最初はほっといてたんですけど、12時間でどんどん下がってきて、眼科に行ったんですね。そしたら花粉症じゃないかって言われたんですけど、花粉症もなくてかゆみも何もないから、薬もらって飲んだんですけど、結局改善されなくて今に至る感じです」
12時間でどんどん悪化していく、というのがちょっと怖かったです。眼科で「花粉症かも」と言われてしまう流れには、あー、それは気の毒だなって思いました。埋没をしていることが原因だとは、自分でもなかなか思い至らないですよね。
これは知らなかった、とちょっとびっくりしたのが「眼科さんに行ってもわからない」という話でした。目のことは眼科へ、と思い込んでいたので、えっ、ってなりました。
「急に目の開きが悪くなったなっていう時は眼科さんに行ってもわからないんですね。眼科さんに行ったら花粉症のせいで結膜腫れてるよって。それはそうなんだけど、目薬もらってそれが治るとそうでもなくて。眼科さんはまさかね二重やってるなんてわかんないから」
眼科の先生からすると、まぶたに埋没の糸が入っているなんて、聞かなければわからないですよね。受診するときは自分から「以前、埋没法を受けています」と伝えることが大事なんだなと思いました。これ知れてよかったです。
仕組みの解説パートがあって、ここが一番「あー、なるほど」と思いました。眼瞼挙筋(= まぶたを上げるための専用の筋肉)という言葉が出てきて、そういう筋肉があるんだ、って初めて知ったような感覚で。
「3年ぐらいはそのまま調子良かったんだけど、目を擦ったのか何なのかで眼瞼下垂になっちゃったと。おそらく眼瞼挙筋、目を開けるための筋肉のところに障害が起こるような、糸がねじれたりだとかそういうことが起こって目が開きにくくなると考えられます。長くほっとくとこの筋肉も廃用性で萎縮するので、眼瞼下垂が残ったりとかねそういうことがあります」
廃用性萎縮(= 使わないことで筋肉が縮んでしまうこと)って、まぶたでも起きるんですね。「長くほっとくと」という言葉がちょっと頭に残りました。何か変だな、と感じたら早めに診てもらった方がいいんだな、って正直思いました。
ここでちょっと前のめりになったのが、「裏留めと表留め、どちらがリスクが高いの?」という疑問への答えが出てきたところでした。自分もずっと気になっていたポイントだったので。
「裏止め表止めってっていうよりは、瞼板にだけ止めるやり方が後で問題を起こすことがあるのかなという風に考えてます。眼瞼挙筋をいじらないので眼瞼下垂が起こりにくいと思います。ただ今のように糸をきっちり取れる技術のあるドクターがきれいに取ってやり直せば直すことができるので、方法自体は皮膚表面を切らないっていう意味ではメリットがあるのかなと思います」
裏留めがダメというわけじゃなくて、どこに糸を止めるかが大事なんだそうです。「きっちり取れる技術のあるドクター」という言葉が、なんかずっと引っかかっています。方法の選択と同じくらい、担当する先生の経験って大事なんだろうな、って気がします。
実際の修正手術の進め方の解説があって、これが丁寧でわかりやすかったです。術後に患者さんが「すごい軽くなった、全然違います」と話していたのを見て、ほんとによかったな、ってじんわりしました。
「裏からも糸は見えましたけど、すでに表にかけた糸が見えたので、今回は上から取って輪っかの一部分を切ったら、結び目が貫通して出てきたので、それを取ってます。糸を取った状態で、この筋肉を縮めるように糸をかけて、瞼から二重のラインに最後結びを持ってきてます。そうすることでこの筋肉を縮めて目が開くようにして、二重のラインもつくるようにしています」
裏から取るより表から取るほうがうまくいったというのは、修正の難しさを感じさせてくれました。眼瞼挙筋の一部に少し影響が出ているかもしれないとのことで、それでも「あれぐらいだと治る」と話していたのは、ちょっとほっとしました。
カウンセリングで聞いておきたいこと
Takeaways
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