この動画では、美容外科医の又吉先生が大晦日の紅白歌合戦で高橋真梨子さんの顔を見てびっくりしたという体験をきっかけに、ヒアルロン酸の打ちすぎがどれほど顔を変えてしまうかを解説してくれています。子供の頃からの写真を時系列で辿りながら、「MDコードで顔が横に広がる仕組み」「リフトアップは幻想だという理由」が語られていて、ヒアルロン酸を検討している人にとっては「え、そういうことだったの」ってなる話がいくつか出てきます。入れすぎてしまっても溶かして取り戻せるという話もあるので、知れてよかったと思う内容でした。
動画の冒頭、思わず聞き入ってしまったのが又吉先生のこんな話でした。
「76歳でね、すごく伸びやかな声でね、声量も素晴らしいし、ああ、素晴らしい歌だなっていう風に聞いてたんですけど、とにかく目回りが気になってしまって写真をね、撮ったんですけれども、これはですね、もう端的に言ってヒアルロン酸のしすぎなんですよね。ついている美容医師の誤ちによって本来の美しさが激しく失われてしまってるっていう、そういう状況になってました」
紅白を楽しんで見ていたら美容医療の話になる……って、先生ならではの視点だなあと思いました。「素晴らしい歌声」と「目元への違和感」が同時に来るの、ちょっとびっくりしました。
ここがちょっとハッとしたところで、先生が子供の頃の写真から丁寧に分析していくんですよね。
「7歳の写真でもですね、右目の下はすでにヘルニアが出ています。3段になっちゃって、涙袋、目袋、ほっぺたって言ってね、子供の頃から出てるタイプだったんだなっていう感じです。1987年のコンサートの時の写真でも、やはり左目の方は涙袋がすごいバチッと出ています。右目に関しては涙袋の筋肉しっかりあって、少し下にヘルニア。ただし笑顔が強くて表情がグっと上がってるんで、この距離が短いみたいな感じにはなっています」
眼窩脂肪ヘルニア(= 目の下の脂肪が膨らんで出てくること)って生まれつきのケースもあるらしくて、それが分かっていれば治療の方向も変わってきたんだろうな、って話が続くんですよね。もともとの顔の構造をちゃんと把握してくれるドクターかどうか、って大事なんだなあって気がしました。
これは知らなかった、と思ったのがMDコードの仕組みの話でした。
「MDコードっつうのは色々なところにね、打って、ほっぺたに打って、ほうれい線がへこんでるとこも無理やり膨らますとかね、ほっぺたに入れると上がりますよとか言ったりするんですけれども。本数出るようになるから、そういうセミナーいっぱい組むしね。それを見て賢くなった気のドクターたちがバカスカ入れるから、どんどんシワはなくなるけどシワなくしちゃダメなんだよっていう話なんですよ」
「シワをなくしちゃダメ」って言葉、ちょっと頭に残りました。シワを消すことがゴールだと思い込んでたので、えっ、違うの?ってなりました。それと1回30万〜100万取るドクターがいるって話、怖いなあ……って思いました。
自分もぼんやり「ヒアルロン酸って持ち上げてくれるもの」と思っていたので、次の話がグサッときました。
「年取ると皮膚って緩むんですよ。全ての組織が緩んでくる、しぼんでくるっていう状態ね。そういう中でそれを全部シワを伸ばしてしまったらどうなるかなんですけれども、これはとてつもなく巨大な顔が出来上がってしまうっていうことにつながるんですね。入れた瞬間魔法みたいにシワは伸びちゃうんですけど、必ず落とし穴があるんですよね。魔法なんかないんですよ」
「魔法みたいに見えるけど落とし穴がある」って表現、すごく分かりやすいな〜と思いました。ヒアルロン酸でリフトアップとか若返りとか、そういう宣伝文句は結構見かけるので、なんか気をつけないとって気がします。
先生がちょっと嬉しそうに語っていたのが、旦那様と八千草薫さんのくだりでした。
「82歳で男前だったらもう何の文句もない。もしこのヘンリーさんがこのシワを気にして全部伸ばしたらと思ったらこの顔の幅もめちゃくちゃ大きくなるし、この辺もとてつもなく大きくなってることを簡単に想像つくと思いますけれどもね。笑顔が多い素晴らしい人生を送ることでこういうかっこいい82歳が完成するっていうんで、誰もが見本にすべきっていうような感じではあります」
「笑顔が多い人生が涙袋の筋肉を鍛え続ける」って話、なんか素敵だなと思いました。八千草薫さんの87歳の話も、シワがあってくぼんでいても美しいっていうのは本当にそうだなあって。美容医療より笑顔を増やすほうが近道なのかもしれないって気がしました。
最後にちょっとホッとしたのが、「手遅れではない」という話でした。
「ヒアルロン酸は全てなくしてしまう、過剰になったものは全部溶かすしかないんですよっていう話になります。ヒアルロン酸でパンパンになっちゃってる人が手遅れではないので、溶かすには今までかけたお金のこととか考えちゃうかもしれないけれども、こういう綺麗な形を目指すんだったらそこは一歩乗り越えていただければと思います」
「今までかけたお金のことを考えちゃうかもしれない」って先生が分かってくれているの、ちょっと嬉しくなりました。入れすぎてしまっても手遅れじゃないというのは知れてよかったなあと思いましたし、逆に言えば「やりすぎる前に立ち止まる」ことが大事なんだなとも思いました。
カウンセリングで聞いておきたいこと
Takeaways
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